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タイマー作動ポンプとフロートバルブによる自動換水システムの作製

生体リソース責任者・井川 武

  1. 自動水換えシステム

  1. 飼育システムの作り方

水棲生物を飼育する上で水質の維持は重要なファクターです。腐敗による水質の悪化を防ぐために、余ったエサや生物の老廃物などの有機物を取り去る必要があります。そのために、ろ過システムを利用して水の浄化を行うわけですが、同じ水が循環している以上、完全ではありません。一方、水の掛け流しは確実に有機物が排出されますがコストや水槽の底に残存する老廃物の問題があります。特にツメガエルなどの水棲両生類は魚類よりも餌や老廃物の量が多いため、効率的に老廃物を排出する必要があります。実は水質管理方法は手替えでの水換えだったりします。ただし、手動での水換えは多大な時間と労力を要します。

そこで手替えでの水換えを模倣した自動換水装置を作りました。原理はとても簡単で水槽の底面に設置した水中ポンプをタイマーで間欠運転し、減った分の水をフロートバルブで補充するというものです。この装置は掛け流し方式の水槽架台と相性が良く、先に紹介した自作の水槽システムでも運用できます。

この方法のメリットは、エサが流出しないこと、単純な掛け流し式よりも節水できること、水槽が汚れにくいのでメンテナンスの頻度が減ることなどが挙げられます。デメリットとしては、ポンプやフロートバルブの入手コスト(合わせて2千円程度ですが)、器具故障のリスク、外気温が低い場合はヒーターが必要となることです。

用意する部材

  1. プラスチックケース

  2. フロートバルブ(6mmのチューブが接続できるもの。アマゾンなどで手に入る)

  3. 水中ポンプ(ジェックス コーナーパワーフィルター1など)

  4. タイマーコンセント(分単位でON/OFFが設定できるもの)

作製方法

電動ドリルに取り付けたホールソーで、フロートバルブの取り付け穴を適当な水嵩になるように開けます。また、フロートバルブの故障した場合などに備えて、反対側の側面の水嵩よりも高い位置に小さめの穴をあけておきます。

ポンプは底面から水槽外に水が排出されるように設置し、パイプを接続します。サイフォン現象で水が止まらなくならないようにパイプには一部穴を開けておきます。私は小さな穴の空いたU字状のパイプを3Dプリンタで印刷しています。

フロートバルブは掛け流し水槽の給水バルブと接続します。ポンプの電源はタイマーを介して接続します。タイマーは水槽の水量に合わせて1日に2回程度、数分間作動するように設定します。

完成後

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