ツメガエル飼育用かけ流し式水槽(3段仕様)の作製
4. 雨どい(排水溝)の切断
各棚の排水は市販の雨どいを利用します。それぞれの棚に合うように下記のサイズでといを切断します。
5. 塩ビパイプ・雨どいの接着
組み上げながら接続するパイプを除いて、個別に接続できる配管(各棚の給水口など)はあらかじめ完成させておきます。
切断後の塩ビパイプはリーマーで端を処理し、25~30 mmほど接着剤(写真)をしっかり塗布して30秒間押し続けて接着させます。接着が不十分だと後から漏水するのでしっかりと固定します。雨といも同様に専用の接着剤で接着します。
給水口のコックは防水シールテープを巻いてから塩ビ継手にねじ込みます。
(写真は加藤先生@早大ご提供)
6. 部品の組み上げ
・給水口を各棚に設置する。
あらかじめ組み上げた給水口の配管を各棚の上の段に取りつけます。各棚に傾斜をつけるためにコンパネの端材を置くので、その板に対して下からブラケットを取りつけ、木ねじを打ち込みます。
・フィルターハウジングの取り付け
最下段の棚下にフィルターハウジングを取りつけます。二つのフィルターハウジングは樹脂製の継手(PCニップル)で接続しておきます。パイプサドルと呼ばれるパイプ固定用の部材をメタルラックの網の方向に対して垂直に置き、上からネジ(トラス頭タッピングネジ・M5×16)で貫いてハウジングを固定します。ハウジングの位置は次の手順の貯水タンクとの接続を考えて調節します。
水道蛇口からフィルター側へは、フィルターハウジングに付属しているホースニップルを取りつけ、フィルターから貯水タンク側への出水側には塩ビ継手を取りつけます。
・棚間パイプの接合
それぞれの棚間での給排水をする縦に走る配管を組み上げます。排水側の上部にコックを取り付けて、給排水圧を調整できるようにしています。(写真は二段仕様ですが、三段仕様でも同様に取りつけます)
・貯水タンク・ポンプ部の組立
貯水タンクとなる衣装ケースには、①ポンプの取水口、②フィルターからの給水口として、穴をあける必要があります。パイプを組み上げた上でおおよその位置を決め、ホールソーで直径22 mmの穴をあけます。
ポンプからの出水口は塩ビの継手とソケットで挟み込み、フィルターからの給水側は、エルボの水栓用ソケットとボールタップで挟み込みます。どちらもパッキンを間に入れます。
かけ流し式3段仕様
飼育システムの作り方
生体リソース責任者・井川 武
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